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代表者挨拶

皆様に支えられ、平成23年、皆川自動車は50周年を迎えることとなりました。


朝早くから毎日休みを惜しんで仕事に行く先代社長である私の父。
父の口癖は“完璧な仕事よりも正確丁寧な仕事”ということでした。

私たちの仕事はお車の鈑金塗装が中心です。
ウッカリやヒヤットから起きてしまうお車の損傷から、不運に出くわしてしまった事故、 時には天災によって生じてしまうお車の損傷と、自動車社会における負の部分の解消をお手伝いさせていただくものです。
そんな仕事の傍ら、沼津市の交通指導員として25年、未だ現役で
事故防止に努める父。お車の修理をしているため、交通事故の危険性を肌で感じているからこその行動だと思います。

とても地道で生真面目な父。息子である私が見てもそう感じます。正直そこまで真面目に生きていくと
いうことは私には出来ないと感じていました。そんな中、私もこの仕事を始めて17年が経とうとして
いますが、組合の会合や講習に参加していると、同業者さんたちからこんなことを言われるように
なりました。

“皆川さんは真面目だね。”

私が真面目??普段から父を見ているので、自分が真面目ということが正直理解できませんでした。
父は真面目ですが、私は真面目ではないですよ。そんな返事すらしていました。
しかし、何を持って真面目で、何を持って真面目ではないのか?その判断や解釈の仕方というのは
人それぞれなのでは?ということに最近ようやく気付くことができたような気がします。
私は“真面目な父”という物差しものと、自分を評価してきました。
実際、皆さんに真面目と評価していただけるのはとてもありがたいことだと思います。
その言葉や気持ちを素直に自分に受け入れてみることも自分の為だということに
気付いたのかもしれません。

そういえば、中学の卒業アルバムに仲の良かった先生方からお言葉をいただいた時
この言葉が一番多かったと思います。<一生懸命>私にはこの言葉も自分に合わないのでは?
と思った記憶があります。 私には一生、懸命に過ごしていくことはできません。
どちらかというと、一所懸命です。一つのこと、任されたことは自分なりにやってきました。
これも父の背中なのかもしれませんが。この一所懸命ということは今でも変わらないのかもしれません。

お車と向き合うときも、1台1台、最善を考えながら作業させていただいています。
この最善というのもまたオーナー様一人ひとり違ったものになるので、なるべくお車のご使用状況や
今後の予定を確認させて頂き、修理方法も事前に打ち合わせをさせていただいています。
保険でお支払いだから全て交換・・・そんなことはありません。損傷してしまっている場所や
度合いによっては、交換しない方がお車にとって良い場合というのも多々あります。
そんなお話もさせていただいています。

勿論お車の為、それがお客様の為につながると思っていたこともありましたが、最近では
自分自身の為であるということにも気づきました。
1つは直すということによる自分自身の技術の向上と自己満足感であり、
もう1つは笑顔のため。

部品を交換するということは修理自体の金額も跳ね上がってしまいます。
しかし、直すことにより負担を減らすことができ、お客様も笑顔になっていただけます。

お持ちいただいたときに笑顔で持ってくる方は当然ながらほとんどいらっしゃいません。
その方が納車のときに笑顔で“ありがとう”と言って帰っていただけます。
その笑顔を見ると自然と私も笑顔になります。
その笑顔が次の仕事のやる気と元気に繋がります。


お金をいただいた上にやる気と元気もいただける・・・
そんな仕事に最近ようやくやりがいを見つけた気がしました。

お客様のニーズに対し、先入観を持たず、全身全霊で結果を出す、
車のことなら、皆川さんに任せておけば安心だねと一人でも多くの方に言っていただける

そんな会社を目指していきたいと思います。

皆川自動車 代表