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鈑金修理事例

大きな事故から小さなキズ・へこみまで鈑金業務は多種多様です。
さすがにこれは元に戻せない、、、いいえ意外に元に戻せるかも知れませんよ!
ここでは当社が過去に手がけた鈑金業務の一例をご紹介させていただきます。

鈑金修理事例 1
樹脂製バンパーも、鈑金で修理!(ヴェルファイア)

ヴェルファイアの修理事例です。損傷個所としましては、リヤバンパーとリヤゲードのへこみが確認できます。
ここでは亀裂と変形をしてしまったバンパーを交換ではなく修理していこうと思います。
樹脂製品のバンパーも、鈑金して直すことが可能なんです。

へこみのあったリヤゲードを鈑金したのちにフェザーエッジをとり、パテをつけていきます。このお車はなるべく費用を抑えるために広げすぎないことに注意しながら作業させていただきました。パネルのエンブレムに関しては作業上どうしても外さなければならないので、外させて頂きます。エンブレムは両面テープで付いているものがほとんどなんです。


下地処理後、調色をしてからマスキングをしていきます。ここでも、費用を抑えるために余分な部品の脱着はせずに、塗装範囲もできるだけ少なくということを心掛けています。


ベースコートを施したのちに、クリアーコートを塗装していきます。リヤゲートの修理はこの後強制乾燥をして磨き作業に入りますので、ここで一時中断です。乾燥時間は塗装範囲に関係なくしっかり乾燥させていきます。


変形してしまったバンパーも亀裂が入ってしまったバンパーも、このように修理することができます。ところどころ、色の違う部分がありますが、そこは多少周りよりも低くなってしまっているところです。パネル同様、バンパー専用のパテがありますので、そちらで最終的には整形していきます。新品が高額なバンパーなら修理の選択肢もあります。ご相談時にご説明いたします。


整形終了後、パネル同様に下地処理を行います。ここで塗装しているサフェーサは、主剤はパネルと同じものを使用していますが、硬化剤が樹脂専用のものに変更されています。樹脂専用というのは、軟化剤を含む硬化剤になります。


バンパーの塗装も、パネル同様の手順・作業になります。勿論クリアーコートは1本全面に塗装していきます。ここでのベースコート及びクリアーコートに入れる硬化剤もバンパー専用のものを使用します。


磨きあげたリヤゲードに強制乾燥させたバンパーを取り付けて終了です。バンパーの変形補修に関しては、修理した方が安く上がる場合と、車種によっては新品部品に交換した方が安い場合があります。
大事なことは、まず相談!だと思います。


鈑金修理事例 2
開閉不可能なドアも鈑金で元通り!(タント)

次に、タントの修理事例をご紹介します。損傷状況は右側前後のドアがへこんでいます。前のドアは開けることができませんし、後ろのドアは閉めることができないくらい移動しています。ドアの取り付け部(ピラー)まで損傷してしまっていることがうかがえます。

このお車のピラーの内部は超高張力鋼板と呼ばれるとても硬い特殊鋼板で出来ています。この部分をもとの位置に戻さない限り、ドアはもとのように開閉しません。
鈑金作業の基本はもとの位置、もとの形状
ということになります。


ピラーのインナーパネルを修正したのちに、ピラーのアウターパネルをカット交換(溶接作業)します。溶接個所は通常の鈑金作業と同様にパテ処理してからサフェーサを塗布して防錆効果を高めます。ぶつかったところだけ交換して終わり!!ということにはなかなかならないということですね。


塗装作業も先にピラー部分を塗装しておきます。ドアを取り付けてしまうと、取付の部分が塗装されなくなってしまいますので、みえなくなる部分から先に施工しておくわけです。強制乾燥後、ドアを取り付けて今度はドアを塗装しながら周辺パネルにぼかし塗装をして、色の境目をなくしていきます。

塗装の為に外しておいた部品(バンパーやテールレンズ、ドアの内部の部品etc・・・)を取り付け、塗装部分を磨き、洗車&室内清掃をして完成となります。こういった作業で重要なのはパネル同士の隙間と、ドアの開閉状況です。インナーを直していないと、こういったところに狂いが生じてしまいます。

鈑金修理事例 3 
ドライバーの「あるある」の箇所も鈑金で綺麗に!(フリード)

次にフリードの作業事例です。損傷状況は後ろのドアから車体のパネル(クォータパネル)及びドアの下(サイドシルパネル)です。この部分は死角になることも多いので、多くの方がここをぶつけてしまった経験があるのではないでしょうか?

サイドシルパネルやクォータパネルが局部的にへこんでしまうと交換を勧められることもあると思いますが、
この部分は弊社は出来る限り鈑金をお勧めしています。理由は2つ。1つはお車の強度を保つため。
もう1つはなるべく安く直すためです。
ドアのようにボルトで付いている部分であれば交換しても強度に差は出ませんが、溶接されている部分はカット交換になりますので、出来るだけ交換は避けたいものです。

鈑金部分をパテ整形して新品のドアを取り付けます。ここでの注意点は、ドアとクォータパネルの隙間、ドアとサイドシルの隙間、それとドアを閉めた時のそれぞれの高さの出具合と、この時点で完成した時の仕上がりを確認しておきます。


塗装作業は、後ろのドアは開閉できる状態を保ちながら塗装します。メタリックの塗装は、ムラが出やすいとも言われていますが、ムラになる一番の要因はその日の塗装環境(温度や湿度)に影響されていると思います。塗装環境に合わせて希釈する量やシンナーの種類を選択していきます。


塗装の為に外したバンパーなどの部品や、前のドアのミラーやアウターハンドルを取り付け、損傷していた後ろのドアの部品を新品部品に組み替えて、塗装部分を磨き、洗車&室内清掃をして完成です。 このお車はパネルに微妙なラインがあるので、鈑金が難しいお車の一つですね。(汗)


鈑金修理事例 4 
内部修正も鈑金でお任せ下さい!(フィット)

次にフィットの作業事例です。損傷状況は前のドアが大きく変形しているのが目立つと思います。勿論ここまでの損傷となるとピラーの部分に損傷があるのは想像がつきますが、注目してほしいのは後ろのドアです。 一見鈑金でも直せそうなくらい小さなへこみに見えますが、実はパネル内部のビームと呼ばれる補強の柱を押してしまい、全体が歪んでしまっています。

ピラーとサイドシルの内部を修正し、新品のドアを合わせて隙間や出具合を確認していきます。その後、ピラーとサイドシル部分の新品パネルをカット交換(溶接作業)していきます。ここでも、ピラーなどの内部を修正する際に先に交換ではありません。修正作業は“奥から直す”ということが基本になります。

合わせたドアは再び外します。内部を下地処理して防錆効果を高めます。ここまで来ると流れは同じなので、ご理解いただけるようになってきたかもしれませんね。女性のお化粧と同じで、下地が大事!!ということが言えると思います。


塗装作業に入ります。
ベースカラーをムラなく塗装した後に、クリヤーコートしていきます。マニキュアやネイルアートを経験されたことがある方はベースコートした後にトップコートを塗りますよね? 保護を目的としていたり、艶や傷を防ぐなど、イメージ的には同じと言えると思います。


磨き作業、組み付け作業、洗車&室内清掃をして完成です。
ドアの隙間や出具合、塗装のムラなどに万が一納得がいかないところがあったときには部品を外して最初からやり直し・・・となってしまいます。(汗)


いかがでしたか?最初あれだけぐしゃぐしゃに壊れていても意外に鈑金業務でお直しできるのが
お分かりいただけたのではないかと思います。できるだけ部品を安易に取り替えず、強度を
維持したまま無駄なコストを抑えて、車を元通りにするために、もし何かの時はダメ元でも
気軽に当社にお問い合わせくださいませ!